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フルスペック仮想基盤Google Cloud Platform(1)

2018年3月31日 公開
vol.n

リージョンも抽象化されたIaaS「Google Cloud Platfome」

IaaSという言葉が登場して12年、様々な仮想化技術が開発され、今ではネットワークの仮想化も当たり前となりました。そんな中でも一歩先を行っていると言われているのが、リージョン(物理場所)すら抽象化されたIaaS「Google Cloud Platform」(以下、GCP)です。例えば、アメリカに設置されているシステム上の仮想サーバと、日本に設置されているシステム上の仮想サーバを、VPN等の構築を行わなくとも、あたかも同一ネットワークにあるように使用することができ、BC(事業継続)/DR(災害対策)環境も簡単に構築することができます。とは言え、高機能ゆえにそのインターフェイスはなかなか複雑です。ここでは、GCPのはじめ方についてご紹介したいと思います。

無料枠でお試し利用

GCPでは、特定の条件下において一部機能を無料で提供しています。まずはこの無料枠を利用してみて、GCPの使い方に触れられると良いと思います。本コラムでは、この無料枠の範囲に収まる方法を中心に進めて参ります。なお、無料枠の条件は変更される可能性があります。また、本コラムは料金が発生しないことを保証するものではございませんので、必ず最新の情報をチェックしてください。

GCPの利用にはGoogleアカウントが必要です。以下、ログインしている状態として進めます。

(1)
公式サイトを開いて「無料トライアル」を押下します。
(2)
利用規約を読み、同意できる場合は「はい」を選択して「同意して続行」を押下します。
(3)
必要事項を入力します。なお、無料枠は個人利用に限られますので、「アカウントの種類」は「個人」である必要があります。
(4)
「ようこそ」ダイアログの「OK」を押下し、画面左上の「Google Cloud Platform」を押下すると、コンソール画面に遷移します。
(5)
「My First Project」というプロジェクトが作成され、そのダッシュボード画面が表示されます。

これで無料トライアル登録は完了です。次回からは各サービスメニューの利用方法についてご紹介したいと思います。

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セキュアルートでは、システム管理の受託サービスをご提供しております。お客様所有システムはもちろんのこと、本稿のGoogle Cloud Platformをはじめ、他社サービスの管理も承っておりますので、お気軽にご相談ください。